第19回チャペルコンサート
2005年11月 6日更新
日時・場所 | 2005年 7月 3日(日)午後3時から、取手聖書教会にて |
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ゲスト演奏者 | カリス・デュオ(恵みの二重奏)(稲垣和良さん・桃子さん、内藤真奈さん) |
百人のご来場にいささか手狭だった会場。
たいへん窮屈な思いをおかけしましたが、演奏の素晴らしさに免じておゆるしください。
今年も、第19回チャペルコンサート〜音楽の贈り物〜が行われました。 100人もの皆さんにおいでいただいて、会場の礼拝堂は手狭になるほどの盛況ぶりでした。
今回の演奏者ゲストは“カリス・デュオ”のみなさん。 「音楽を通し、カリス(ギリシャ語で“神の恵み”)を分かち合いたい」と1994年結成された、稲垣和良さん・桃子さんご夫婦ヴァイオリン・デュオとピアノの内藤真奈さんの、三人のクリスチャン演奏家によるアンサンブルです。 教会を中心に、全国各地で演奏活動を続けておられます。
まさに「カリス・デュオ」“恵みの二重奏”のネーミングどおり、どの曲も見事な演奏でした。
最初は、バッハの名曲「主よ人の望みの喜びよ」。二つのヴァイオリンが織り成す美しい響きに皆うっとり。
そして三曲目は、あの「ティゴイネルワイゼン」で有名な、サラサーテ作曲の「スペイン舞曲“ナヴァラ”」。 超絶技巧を堪能させてくれるこの曲は、いわばヴァイオリン・デュオ用の「ティゴイネルワイゼン」。 どんな早いパッセージでも一糸乱れぬアンサンブルは、まさに夫婦デュオの醍醐味でした!
途中から和良さんがビオラに持ち替えられての演奏。「ヴァイオリンとビオラの違いは…」と弓のくらべっこをしながらの解説。
前半最後はバッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲」。 お二人のヴァイオリンの演奏もさることながら、オーケストラ部分をピアノ一台で表現する内藤さんの伴奏も素晴らしいものでした。
明治学院中高部の音楽の先生をしていらっしゃる稲垣さん。あのお人柄ですから、きっと学校でも人気の先生でいらっしゃるのでしょう。
休憩の後は、讃美歌「聖なる都」「鹿のように」のアレンジでスタート。 途中、稲垣和良さんの音楽家として、クリスチャンしての体験談も披露。 「信仰を持つのは特別なことではないのです。私にとっては、愛してくださる神様の前で、自分がありのままでいられる世界なのです。」とのお話でした。
演奏終了の途端、会場は拍手!拍手!拍手!! みなさん、大満足の演奏会でした
プログラムの最後は、チャイコフスキーのバレーの名曲「くるみ割り人形」から「花のワルツ」。 鳴り止まない拍手の中、アンコールは、胸のすく技巧的な名曲「スラブ舞曲第五番」。 あっという間の一時間半は、本当に音楽が与えてくれる幸せな時間でした。
カリス・デュオの方々のプロフィール
※以下のプロフィールは、2005年7月現在のものです。
稲垣和良さん(左)と奥様の桃子さん(右)
- 稲垣 和良(ヴァイオリン・ヴィオラ)
- 東京芸術大学付属高校、同大学、同大学院卒。
- 稲垣 桃子(ヴァイオリン)
- 東京芸術大学付属高校、同大学卒。1986年より、新日本フィルハーモニー管弦楽団団員として活躍中。
- 内藤 真奈(ピアノ)
- 東京基督教短期大学神学科教会音楽専攻科修了。米国ニュージャージー州ウェストミンスター・クワイヤ・カレッジ大学院(米国)にて教会音楽とオルガンを専攻、修士課程修了。